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体感トレーニング装置 RECORE

日本国内における腰痛の患者数は40歳以上の約2800万人と推定されており、「国民病」ともいわれています。
それに伴い様々な治療方法が研究され、臨床現場において取り入れられています。
その数ある治療方法の中でも特に運動療法は、本邦の腰痛診療ガイドラインにおいて3か月以上痛みが続く「慢性腰痛」に対して実施することが推奨されています。
しかし、実際の治療現場では実施・継続が難しいとも言われています。

理想的な運動療法を目指して

国民病といえる慢性腰痛に対する運動療法の有効性は数多くの質の高い論文で示されており、first-line treatmentの1つに挙げられています。
しかし、臨床の現場では運動療法が実施されることは少なく、その効果を実感している患者さんも少ないのが現状です。その原因は、「運動療法はアドヒアランスが悪い」ということにつきます。特に高齢者において「痛みや脊柱変形、筋力低下で継続して実施できない」「効果が出るまで時間がかかるため継続できない」といった背景があります。
そこで運動療法の中でも機能改善効果が最も高いと言われる筋力トレーニングに着目して、「どんな患者さんでも実施できる」「効果が表れるまで継続できる」「痛みだけでなく、運動機能も改善する」という理想的な運動療法を実現するための器具として「RECORE」を共同開発しました。
超高齢社会を迎えた我が国において、慢性腰痛やそれに伴う運動機能の低下、ロコモの改善は喫緊の課題です。これからの整形外科医療は、患者さんの痛みの軽減だけでなく、運動機能改善に目を向けた取り組みが必要になります。是非、慢性腰痛やロコモに対する運動療法の一助として、RECOREを使用し、その効果を実感していただきたいと考えております。

共同開発者 金沢大学附属病院 整形外科 医師 加藤仁志先生 インタビュー

共同開発者
金沢大学附属病院
整形外科 医師

加藤 仁志かとう さとし先生
第48回脊椎脊髄病学会学術集会アフタヌーンセミナー セミナレポート

title background RECOREとは

空気圧を利用した体幹トレーニング装置

体幹に巻いたカフ(体幹カフ)からの圧力に対して、
押し返す力を発揮することで、体幹筋群のトレーニングになります。

※本サイトで記載される体幹筋群とは、腹直筋、腹斜筋、腹横筋、骨盤底筋、横隔膜を指しています

トレーニング機能

任意の力で体幹カフを押し返します。
この動作を一定時間繰り返し、トレーニングすることにより体幹筋力を強化します。また、体幹筋力の強化による体幹筋群の安定化を図る目的で使用できます。

測定機能

最大の力で体幹カフを押し返す力を測定します。
測定される筋力は体幹筋群の共同収縮により、腹圧を上昇させ、
体幹カフが腹部に与える圧力に抵抗する力を数値化したものです。

作動原理
  1. 1ポンプから空気を排出します。
  2. 2ホースを通じて体幹カフへ空気が流れ、体幹にベース圧を加えます。
  3. 3体幹に力を入れ、体幹カフ内の空気を押し返します。
  4. 4終了後、自動で空気を抜きます。
作動原理イメージ

icon PETを用いた筋活動評価

目的
この運動器具を用いたトレーニングによる筋活動の評価
研究対象者
健常成人男性7名/平均35歳
測定方法
コントロールとして、安静後にPETを撮影した。その後、この運動器具を用いた体幹トレーニングをプレコンディショニングとして1日20分間、週2回、5週間、合計10回実施した。トレーニングのPETの撮影は、測定当日に20分間トレーニングを行った後に、トレーサーを経静脈に投与し、再び20分間のトレーニングを行った後にPET-CTを撮影した。PETは一般的にがんの局所診断や脳血流量の計測などに利用される検査であるが、PETによって測定された糖代謝は筋活動量を測定する指標として信頼性が確認されており、骨格筋活動の観察に用いられている。
結果
安静時PET 安静時PET
運動負荷PET 運動負荷PET
RECOREを用いたトレーニングにより、腹部体幹筋力が増加し、 横隔膜、腹直筋、腹斜筋、腹横筋、骨盤底筋に高い筋活動が生じた。

特長

  1. 1座ったままで体幹筋群の
    トレーニングが可能

    体幹カフを胴囲に巻き、空気による圧力を加えます。操作にしたがって腹部に力を入れたり抜いたりすることで、体幹筋群の適度なトレーニングができます。座位や立位、臥位など楽な姿勢で使用でき、転倒のリスクが少なく、また腰部に痛みのある方や体力・筋力のない方でも無理のない範囲で継続してご利用いただくことができます。

    座ったままで体感筋群のトレーニングが可能 イメージ
  2. 2使用者に合わせて各種条件の
    設定が可能

    トレーニング時間、力を入れる時間、力を抜く時間、目標圧力値など各種設定が可能。使用者に合わせて任意に設定できるため、筋力の少ない方や普段運動をしない方でも各個人のレベルに合わせた運動をすることができます。

      設定範囲 参考金沢大学整形外科
    での使用例
    トレーニング時間 1~30分(1分毎) 10分
    力を入れる時間 2~9秒(1秒毎) 5秒
    力を抜く時間 2~9秒(1秒毎) 5秒
    ターゲット
    (目標圧力値)
    1~40kPa(1kPa毎) 測定値の70%
  3. 3大きな画面と簡単操作

    本体の操作、各種設定はボタンを押すだけの簡単操作です。
    見やすい大きな液晶画面で、トレーニング状況を使用者にリアルタイムにフィードバックでき、力の入れ方の指導などに活用していただけます。

    操作イメージ
  4. 4体幹筋力を数値化できます

    「測定モード」では、体幹筋群の筋力を測定し数値化することが可能です。測定される筋力は体幹筋群の共同収縮により、 腹圧を上昇させ、体幹カフが腹部に与える圧力に抵抗する力を数値化したものになります。
    数値化イメージ
    測定結果とは?

    [測定結果]=[MAX圧]-[ベース圧]の計算式より算出されています。
    ベース圧:測定時に設定した体幹カフ内圧力
    MAX圧:体幹に力を入れたときの最大圧力

    測定結果イメージ
  5. 5測定、トレーニングの
    履歴データが閲覧可能

    ユーザーIDを設定し、使用履歴、測定結果などの確認ができます。トレーニングをした時間、目標圧力値などを確認し、使用管理をすることができます。
    IDは200名、結果は80件の保存が可能です。

    履歴データ イメージ
  6. 6軽量、コンパクトで
    持ち運び可能

    軽量、コンパクト設計で、場所を選ばず、どこでも使用できます。

    持ち運びやすさ イメージ

使用方法

測定〜トレーニングまでの3ステップ
  1. ①できるだけ最大の力を発揮して、
    測定を行います。

    ステップ1
  2. ②測定した数値を参考に
    トレーニング条件の設定をします。

    ステップ1
  3. ③画面の表示の軌跡をたどるように、体幹に
    力を入れて、トレーニングを行います。

    ステップ1
基本姿勢

座位で実施します。(立位も可)

基本姿勢 イメージ
力を入れるポイント

大きく息を吸ったあと、
体幹に力を入れます。
無理に力まず、体の負担と
ならないよう注意しながら
行ってください。

力を入れるポイント イメージ

基礎・臨床研究について

title background トレーニング機能

RECOREを用いたトレーニングは体幹の安定化(Lumber stabilization)運動の1つであるブレーシングエクササイズと同様の効果が得られます。加圧下で行うことで、活動している筋を意識しやすく、効果も高いと考えています。ブレーシングの特長である、腹筋群全体を収縮させる、腹筋群全体を総動員した「お腹を固める」運動により、特に運動機能が低下した高齢者において、腰痛の改善だけでなく体幹安定化や運動機能の改善が得られることを期待しています。

icon 慢性腰痛患者に対する訓練効果の検証
詳細を見る

目的
慢性腰痛患者を対象に比較対照試験を実施し、この器具を用いた体幹筋訓練による慢性腰痛や運動機能の改善効果を検証した。
研究対象者
40歳以上の3か月以上続く腰痛患者40名
A群:20名
B群:20名
測定方法
A群

運動器具+ストレッチ 週3回通院

B群

ストレッチ 週1回通院

結果

結果1両群の介入前後での体幹筋力と腰痛の変化A群 B群

両群の介入前後での体幹筋力と腰痛の変化グラフ

12週間の治療介入で両群とも腰痛が改善し、筋トレ群では腹部体幹筋力も増加していた

結果2各群の介入前後での運動機能の変化

各群の介入前後での運動機能の変化

両群ともに腰痛の改善だけでなく、運動機能の改善も認めた。

結果3両群間の介入前後での各評価項目の改善度の比較

両群間の介入前後での各評価項目の改善度の比較

筋トレ群では腰痛改善効果と運動機能改善効果が対照群よりも優れていた。

腹部体幹筋訓練とストレッチの併用は、ストレッチ単独に比べて、 腹部体幹筋力だけでなく、腰痛や運動機能も有意に改善させた。

北川亮ら「慢性腰痛に対する革新的な運動器具を用いた腹部体幹筋訓練の効果検証-前向き比較対象試験-」
第27回日本腰痛学会

title background 測定機能

RECOREの大きな特長の一つに「体幹筋力を数値化できること」があります。
運動療法にはアドヒアランスが悪いという課題がありますが、体幹筋力を測定しながらトレーニングを行うことで、早期からトレーニングの効果を評価でき、それがトレーニングの継続意欲につながり、結果的により効果的なトレーニングになると考えています。

icon 腰痛の有無による測定値の違い
詳細を見る

目的
この運動器具を用いて中高齢者の体幹筋力を測定し、慢性腰痛やロコモとの関連を調査した。
研究対象者

下肢関節変性疾患に対して手術を予定している
中高齢者(41〜86歳)の女性160名
ロコモ25のQ2の結果により、腰痛群と非腰痛群に分類

腰痛群:60名平均年齢65.1歳
非腰痛群:100名平均年齢64.1歳
結果
結果グラフ
腰痛群は体幹筋力が弱く、ロコモ傾向が強い

加藤仁志ら「腹部体幹筋力低下は慢性腰痛やロコモティブシンドロームに関連する」
第30回日本運動器科学会

icon 腹部体幹筋力測定の再現性評価
詳細を見る

研究対象者
健常成人20名(男性13名 女性7名)平均年齢30歳
測定方法

ベルト位置:第12肋骨下縁と腸骨稜の間
姿勢:骨盤体幹正中位・上肢は下垂

予備加圧:男性:10.8kPa 女性:8.9kPa(先行実験に基づく)
口頭指示:「ぐーっと力を入れて!」

測定方法イメージ
結果
結果数値 共にICCにて高い値を示した。

加藤仁志ら「新しい運動器具を用いた腹部体幹筋力の測定とトレーニグ」
臨床スポーツ医学:Vol.36,No.1(2019-1)

title background 製品について

本体セット
品番 商品名 1箱入数
736000 RECORE 1セット

【セット内容】
本体/1台、ACアダプタ/1台、電気コード/1本
※RECORE(品番736000)には、体幹カフは付属しません。

本体セットイメージ
別売りパーツ
品番 商品名 適用範囲(胴囲) 1箱入数
736110 体幹カフ(ショート) 55cm~85cm 1コ
736120 体幹カフ(ロング) 85cm~115cm 1コ

体幹カフ(ショート)

別売りパーツイメージ

体幹カフ(ロング)

別売りパーツイメージ

※本体の保証期間は、ご購入日より1年間です。保証についての詳細は、添付の保証書をご参照ください。
製品の品質には万全を期しておりますが、万一不良など、お気づきの点がございましたら、
当社お客様窓口または販売業者までご連絡ください。

製品仕様
販売名 RECORE
本体寸法 149mm×196mm×162mm
質量 1.5kg(本体のみ)
適用範囲(胴囲) 55cm~115cm
測定範囲 0.1kPa~40kPa(MAX圧)
測定分解能 0.1kPa
測定誤差 ±10%
定格入力 AC100-240V、50/60Hz
定格出力 DC12V、2.5A
周囲温度 10℃~40℃
湿度 30%~75%
気圧 860hPa~1060hPa

輸送・保管条件 保管温度:-10℃~60℃ 保管湿度:30%~95%